2005年度入試 合格者座談会


先日、笹塚校で本年度の大学合格者五人と共に『合格者座談会』を開催致しました。以下はそのときの様子をレポートしたものです。今後の受験勉強の手助けとなれば幸いです。

メンバー紹介
インタビューに答える生徒達
インタビューに
答える生徒達
  • Aさん:千葉大学薬学部合格
  • Hくん:慶應大学理工学部合格
  • Nくん:東京理科大学基礎工学部合格
  • Oくん:東京大学理科Ⅰ類合格
  • Yくん:一橋大学法学部合格
司会目時先生(茗渓予備校受験部長)


志望校決定の時期

司会:合格おめでとう! 今日は君たちの貴重な体験を後輩たちに役立ててもらおうと集まってもらいました。それでは、さっそくこちらから質問させてもらうけど、まず志望校を決めた時期や理由を教えてもらえるかな?

Aさん:私は中3のときです。いとこが薬剤師の仕事をしていて、自分もこういう道に進みたいな と思って薬学部を選びました。

Hくん:僕も医者になることが、小さいころからの夢だったから医学部を志望しました。具体的にどこの大学に行きたいかは考えていなかったけど、高校2年生のときに私立の医学部は経済的負担が大きいのを知って、国立の大学を志望するようになりました。今年は医学部に合格することはできなかったけど、理工学部で勉強しながら再受験をしてみようかなと思っています。

Oくん:僕はずっと理数科目が好きで、職業としてもこういうことができたらなあって思ったのが始まりでした。大学名まではっきりと意識したのは高3の夏だったと思います。

Yくん:僕が法学部を志望したのは小さい頃に読んでいた本がきっかけで、法律って身近にあるのにわからないことが多いというところに研究意欲が湧いたんです。

Nくん:僕は高校2年生のときに観たテレビの影響で、寮生活に憧れを抱いて。第一志望はオープンキャンパスに行ったときに決めました。


受験期の時間の使い方

司会:じゃあ受験期の学習時間と主な学習の場所の割合を教えてくれるかな?

Hくん:勉強時間はだいたい平均すると平日に5時間、休日は12時間くらいでしたね。そのほとんどが自宅か予備校の自習室でした。割合でいうと学校0、自宅7、予備校3です。

Nくん:僕も勉強時間はそれくらいだけど、学校3、自宅 0、予備校 7といった感じかな。

Aさん:私も時間はそれくらいだったけど、自宅だと全然集中できなかったから、自習室に来て勉強をしていたよ。だから学校と自宅が 0で、予備校が 10です。

Oくん:極論かもしれないけど、1日のうちで本当に集中できる勉強時間は、せいぜい5時間が限度だと思います。それと、たまに自習室で寝ている人を見かけるけど、あれはやめた方がいいでしょうね。

司会:それは何故?

Oくん:あれだと勉強した気になっているだけで、実際の学習時間は少ないと思うんですよ。

Yくん:僕は平日も休日も12時間くらい勉強していたよ。自宅が6、予備校が4の割合です。

Oくん:それはすごいな。いつ寝るの?

Yくん:家では2・3時間しか寝なくて足りない分は学校とかで…。

Nくん:僕は7時間寝ないと頭が働かないから直前でもそれくらい寝ていたよ。

Oくん:僕も効率を上げるために、睡眠は8時間必ずとっていたよ。


受験勉強の反省点

司会:実際に受験勉強の中での反省点はあるかな?

Nくん:やはり受験準備に入る時期の遅さですね。

Aさん:私もそれ。中学の頃から真面目に勉強しておけば良かった。

Hくん:僕も中学から英語をしっかり勉強していたら、ちがった結果になっていただろうな。

Oくん:英語が一番大事っていうのは、僕も同意見だな。でも苦手科目を作らないで、どの科目もバランス良く点数が取れることも大切なことだと思う。あと理科は早めにスタートを切った方がいいね。

Yくん:それなら社会もそうだよ。私立と国立では出題傾向が全くちがうから、できるだけ早く取り掛かった方がいい。

司会:具体的な時期は?

Nくん:高校3年生までに基礎力を完成させて、最後の1年は問題に解く時間にするべきだと思います。

司会:文系は社会、理系は理科を早めにということだね。

Yくん:僕は社会の論述問題対策として、自分なりのノートを作りました。

Oくん:理科は問題集でなく参考書で学習すべきだと思います。問題を演習するときは、出題の意図や問題の意義などバックグラウンドが理解できていると良いですね。

司会:本番の受験については何かある?

Yくん:センター試験を甘くみちゃいましたね。特に英語は、模試のセンタープレが良かったもので…。

Hくん:僕なんて英語に加えて理科も失敗しちゃったよ。

Aさん:私はセンター試験後の判定が良くなくて、二次試験は駄目もとの気持ちで受験したから、かえってリラックスできました。

Nくん:僕が受験した大学は、みんなシーンとしていて緊張感あったな。

Oくん:僕の受験した大学は、テレビ局のカメラとか来ていて独特の雰囲気だった。


茗渓予備校で勉強して良かったこと

司会:茗渓予備校に入って良かったことを言ってもらえるかな?

Aさん:私は少人数なので事細かに質問が出来るところが良かったです。

Hくん:僕も少人数の良さですね。先生と生徒の距離が近いし、自分の希望に合った内容が学習できたのはうれしかったです。

Oくん:僕は練習量の多さと、投げっぱなしがないところです。これはやる気のある生徒にはすごく良い。

Nくん:僕は自習室が有効利用できたことと、先生が付きっきりだったので毎回緊張して手に汗握りながら学習できました。

Yくん:僕は数学が苦手だったから、マスプロ的な黒板での解説では理解しにくかったかもしれない。茗渓は個々に筆談的に指導してもらえるので、苦手を克服しやすいと思います。

司会:今日はありがとう! 大学生になってからもいろんなことにチャレンジして、希望に満ちた大学生活を楽しんで下さい。


 
 
 
 
 
目時先生
茗渓予備校は、小・中・高一貫ゼミ指導を行なっており、予備校といっても大手の3大予備校のイメージとはいささか趣を異にしています。とにかく、現在通っている学校の学習内容を基本に実力を養っていくことを主眼にしているのですから。もはや一浪が「ひとなみ」の時代でもないでしょう。そう言えば、3大予備校も現役館などといって現役合格を唱えていますね。私たちは、受験は「ゼミ指導」の中で、確かな手ごたえを感じさせながら指導していくものと確信しています。学習指導の中で、自分の進路を考えさせています。学習指導と進路指導は、やはりひとつの方がいいのではないでしょうか。(目時先生)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
目時先生 茗渓予備校は、小・中・高一貫ゼミ指導を行なっており、予備校といっても大手の3大予備校のイメージとはいささか趣を異にしています。とにかく、現在通っている学校の学習内容を基本に実力を養っていくことを主眼にしているのですから。もはや一浪が「ひとなみ」の時代でもないでしょう。そう言えば、3大予備校も現役館などといって現役合格を唱えていますね。私たちは、受験は「ゼミ指導」の中で、確かな手ごたえを感じさせながら指導していくものと確信しています。学習指導の中で、自分の進路を考えさせています。学習指導と進路指導は、やはりひとつの方がいいのではないでしょうか。(目時先生)