英語編

中高一貫校生の専門予備校である茗渓予備校。一貫教育のメリットを最大限利用して大学受験を目指す、新しい学びのかたちとはいったいどういうものなのでしょうか。指導現場で実際に教べんをとっている先生方にお話を伺います。

後藤先生 英語科 後藤先生(英語資格試験対策室 室長)
横浜生まれ横浜育ち。大学では経営学・マーケティングを専攻。卒業後は貿易商社に勤め、営業・バイヤー・社内通訳といった職種に従事。このときの人脈を活かしてオーストラリアに渡りシドニーで2年間暮らす。帰国後は以前から就きたかった英語教師という仕事に180度方向転換。大手英会話学校でTOEICや英検の指導・講師トレーニング等を担当。茗渓予備校には2003年から勤務。英検1級・TOEICスコア990。


そもそも茗渓予備校ってどういうところ?

Q1.担当している生徒はどのような生徒ですか?
中高一貫校の中学生・高校生を中心に教えています。はじめて英語を学習する生徒さんから早慶上智・国公立大を目指す生徒さんへの大学受験指導まで幅広く対応しています。

通学校


自習室を利用する生徒
自習室を利用する生徒
Q2.指導内容はどういうものですか?
私たちの指導の最大の特徴はプロの専任講師が、複数の生徒さんを個別カリキュラムで指導していることです。中1~高1の指導の一例を紹介しますと、単元の解説⇒演習⇒質疑応答⇒定着の確認とフィードバック⇒次の単元の解説という流れで、指導に連続性と関連性を持たせるように心がけています。同時に学習済みの単元の定着確認も定期的に行います。

学習済みの内容は時間が経つと、どうしても忘れがちになりますからね。また、春・夏・冬には季節講習もあります。この時期は弱点補強、先行学習、英検対策など、普段なかなか集中して取り組めない内容を飛躍的に推し進める最大のチャンスです。

茗渓の個別の指導はふつうとは違う?

Q3.どのような目的、目標をもって生徒指導にあたっていますか?
大きくいうと3つです:
  1. 個別の生徒ひとりひとりにとって、価値のある内容を提供すること。
  2. 「豊富で良質な演習問題」に取り組む中でモチベーションをあげ、目的意識を持たせること。
  3. 生徒とは「つかず離れず」。「つかず」「離れず」はダメ!
授業風景
授業風景
なぜ、今これだけ多くの内容を勉強するのか、これが今後どのようなことと関連してくるのかをきちんと理解してもらうように心がけていますが、実際には言葉だけで理解してもらうのはなかなか難しいものです。学習する中で「わかるようになった」「できるようになった」という実感を積み重ね、少しずつ理解してもらうようにしています。

指導時、生徒の横には必要なときだけ一緒にいます(解説・質疑応答・雑談等)。考えたり、演習問題に取り組むときには少し離れますが、彼らの様子は常に見守ります。 具体的な英語の指導を行う際には、「読む」「書く」「聞く」「話す」の4技能をそれぞれ独立した視点で捉えるのではなく、お互いに有機的に関わり合う機能として取り扱うように心がけています。こうすることによって、効果的・効率的な学習法・指導を生徒さんに提供するという狙いがあります。

どういう勉強ができるの?

Q4.茗渓予備校の個別ゼミの特徴を教えてください。
生徒ひとりひとりに合わせて組まれた個別カリキュラムが最大の特徴です。中高一貫校のハイレベルな内容を先行学習することによって、最終的には志望大学受験合格まで導きます。学校の授業の受け方や家庭学習法の指導もしています。生徒さんの現状・改善が必要な点等を、指導報告書にて定期的に保護者様にご報告する点も、大きな特徴と言えます。

個別対応指導


Q5.具体的なエピソードを教えてください。
中学生・高校生の間でもTOEICの受験者が増加しています。保護者様や生徒さんからも「TOEICと英検はどちらを受けるのが良いでしょうか」とのご質問を受ける機会も増えています。最近はTOEIC人気に英検が押され気味ですよね。確かに、一般社会人や大学生の間ではTOEICが国内で最もポピュラーな検定となっています。ですが、あえて中学生・高校生には英検をお勧めしています。

指導教材の例
指導教材の例
その理由は英検が受験者の能力に応じて7段階にレベル分けされているため、段階的に能力を上げる学習に適しているからです。また、どのレベルにいる人も同じ検定を受けなければならないTOEICは初学者~中級者には不向きだからです。

確かに英検はいわゆる「受験英語」の色合いが濃く、1次の筆記テストに比べ2次のスピーキングテストのレベルが極端に低いというアンバランスな内容です。英検1級になって初めてそれなりのスピーキング能力が問われますが、2級以下のスピーキングテストは名ばかりと言えるかもしれません。

しかし、全問がマークシートのTOEICとは違って、英検には準1級から自由英作文の記述テストも含まれ、また、「読む」「書く」「聞く」「話す」の全てが一通りテストされます。

英検の問題を解くことは、教科書で先取り学習した内容が、英検試験問題で取り扱われる多くの良質な文章の中で、どのように使われているのかを確認するための実践的な作業としても機能します。身につけた知識(インプット)を実際の文章の中で見つけ出し引き出す(アウトプット)作業は英語力を着実に高めてくれます。英検のリスニング過去問題を使った練習も、これらの作業の一環としてたいへん有効なものです。

プログレスやトレジャー、検定教科書は程度の差はありますが、どれも正しい英語を身につけるための良書です。これらの教科書を使って知識の積み上げをしてきている生徒たちの英語の知識は、本人が意識する以上にレベルの高いものです。英検に出題される良質な問題に接することで、身に付けた知識の豊富さをぜひ感じてほしいです。

Q6.なんでも自由にどうぞ(理念・メッセージなど)
今、必要な学習のために最適な個別カリキュラムをデザインします。教材の選定・組み合わせ・指導内容すべてが生徒さん一人ひとりのために用意された個別カリキュラムです。目標達成に向けて全力で指導いたします。