合格体験記

2026年度
YTさん:慶應義塾大学 環境情報学部 環境情報学科
- 進学先
慶應義塾大学 環境情報学部 環境情報学科 (AO入試、4月入学)
- 合格
慶應義塾大学 環境情報学部 環境情報学科
アンケート
- 勉強開始動機
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高2秋に兄の通う大学のイベントに参加したことがありました。この大学学部なら私の目標が達成できると思い、入学するために準備を開始しました。また全統模試の成績が壊滅的だったこともあります。
- 勉強開始時期
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高2の12月
- 学習時間(高1/高2/高3)
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高1:平日1時間、休日3時間
高2:平日1〜2時間、休日1〜4時間
高3:平日3〜5時間、休日8〜11時間
- 部活動
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天文部
- 受験使用科目
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物理、数学、英語、化学、地理
- 志望決定理由
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私は小学生の頃から、気象や地震といった自然現象に強い興味を持ち、災害に対する問題意識を抱いてきました。その中で、兄の通う慶應義塾大学環境情報学部のイベントに参加した際、ここなら災害について幅広く学び、危険を人々に伝え、自然災害による被害を減らす一翼を担えると確信しました。
また、高1で取得した気象予報士の資格や、能登半島地震の復興ボランティア・追悼式設営への参加、学会発表など、これまでの経験を総合的に評価してもらえる点からも、AO入試が最も適した選抜方式であると考えました。
- 茗溪受講科目
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数学・物理:今まで小学生の頃から数学はさまざまな塾を点々としてきましたが、茗溪予備校になってからは変えずにずっとここでお世話になりました。大体の塾では質問をすれば先生がすぐに答えてくれてしまいますが、ここではすぐに答えを出さず、自分に見落としがないかや、考える時間をまず与えてくださいました。そしてちゃんと考えてみたら質問なしで解ける問題なことがたくさんあり、手助けのない受験やテスト本番の環境でも対応できる、自分で考える力が養える環境だと感じました。
段階的に組まれた教材とスケジュールを個人の学校や受験大学に合わせて作成していただける手厚い指導であり、復習を欠かさずして、自分で学びを進める意思を持てば、とても効果的に身につく学習体制です。雑談なども交え、豆知識や問題の傾向を教えてくださったり、疲れてきた時など、科目と関係ないことでもためになる小さな話などをしてくださりとても楽しかったです。塾以外の時でも先生の対応できる時間であればチャットで個別にいつでも質問もできます。教材以外でも学校の課題や問題集はもちろん、理科系であれば取っている科目と違う科目でも範囲によっては少しだけ見てくださいます。
- 成績推移
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模試の結果は数学は毎回取ってない科目に比べて圧倒的に高かったです。物理に関しては数学のだいぶ後に取りましたが、一気に向上しました。受講する前の高2の時の模試の物理は偏差値40程度でしたが、半年で25から30上がりました。
- 茗溪の良い点
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自習室や授業時の机がとても広くて勉強しやすく、新宿校は裏紙が積まれて置いてあるので計算する時とても便利。調布校は内装をつい最近リフォームして綺麗になりとても過ごしやすかった。
- 反省点
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早く茗溪の物理授業を取っておけばよかったと思っています。取ったのが受験直前で本番までの期間が少なく勉強時間があまり取れなかったことがあります。受験に必要な科目はできるだけ早めに授業を取ったり勉強を始めておけばよかったと思っています。
- 最後に一言
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偏差値で一喜一憂しないこと。
- 後輩に助言
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失敗は進んだ証。
私は小・中・高と一貫校に通っており、大学受験は小学校受験以来の本格的に取り組む受験でした。高校1年の頃は、大学受験よりも、自分の興味である気象や防災に関する勉強に時間を費やし、全国の災害資料館を訪れるなど、独自の学びを深めていました。
高校2年になると、元日に発生した能登半島地震のボランティア活動や、秋に行われた学園祭の実行委員のリーダーなど、勉強以外の活動に力を入れていました。しかし、11月頃に周りの友人たちが本格的に受験勉強を始めたことや、自分の模試の成績を見たことをきっかけに、「さすがに受験に向けて動き始めないとまずい」と感じ始めました。特に、国語が極端に弱く、英語も苦手だったことが大きな悩みでした。
そんな中、高1のときに参加した東北大学のオープンキャンパスが面白く、印象に残っていたこともあり、東北大学の総合型選抜への挑戦を決めました。また同じ頃、兄が通っていた慶應義塾大学環境情報学部を初めて訪れ、自分のしたかった防災研究がここでもできると確信し、志望校は 東北大学の総合型選抜 と 慶應SFCのAO入試 の2校に絞りました。ほかの大学は、自分のやりたいことが明確にイメージできなかったため、最初から選択肢に入っていませんでした。この二つのどちらかにも合格できなければ一般に挑戦し、それもダメなら浪人する覚悟で受験勉強に取り掛かりました。国立の総合型と私立特にSFCのAOだけという珍しいケースだったと思います。
東北大学の総合型選抜には筆記試験があり、主な科目は物理でした。茗渓予備校ではそれまで数学を受講していましたが、物理の授業も4月から急いで取り始めました。しかし時期としてはかなり遅く、総合型なので本番は11月で、期間が非常にシビアでした。さらに試験当日は解答用紙を間違えるというハプニングや、焦ってしまったこともあり、合格には届きませんでした。当日は何があるかわかりませんね。物理の授業をとってからは模試や問題集の成績が大きく伸びたので、もっと早く始めていれば、と後悔しています。
一方で、高1で取得した気象予報士の資格や、防災に関することでのこれまでの活動は、慶應環境情報学部のAO入試と非常に相性がよく、無事に合格することができました。AO入試では自分の興味や経験をそのまま活かせたため、取り組むこと自体が苦ではありませんでした。
また、物理は最初は大の苦手でしたが、学ぶほどに面白くなり、先生との物理の面白い雑談などもあり、今では一番好きな科目になりました。結局東北大の受験で使った際には勿体無いミスと努力不足や時間のなさで落ちてしまいましたが、物理を学んだことに1ミリも損したとは思っていません。身の回りの現象──地下で電波が届かない理由、電子レンジで物が温まる仕組み、空が青く見える理由、虹が出る仕組み、車が走る原理などなど、日常のあらゆる現象が物理と結びついていると知るたびに、世界が立体的に見えるようになりました。さらには、永久機関が存在しない理由、光を超えられない理由、重力の正体、相対性理論、素粒子、宇宙の始まり…学べば学ぶほど奥深く、好奇心が尽きませんでした。この知識は、私のこれからの防災の目標には欠かせないものです。地震や気象現象は物理が非常に大きく関わってきて切っても切り離せません。今後も防災と自然現象を理解する上で必要となり、さらに探究していこうと考えています。