簡潔にまとめると、英検が以下の4種類になります。
R(読解)W(論述)L(聴解)の形式
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S(口述)の形式
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SとRWLの実施日
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Sの受験資格
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高3生以外の受験
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大学入試英語成績提供システム
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従来型 |
紙に筆記
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対人で面談
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別日
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RWL(一次)合格者のみ
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可
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不可
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2day S-Interview |
紙に筆記
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対人で面談
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別日
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受験者全員
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不可
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可
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1day S-CBT |
紙に筆記
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コンピュータに録音
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同日
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受験者全員
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不可
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可
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CBT |
コンピュータに入力
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コンピュータに録音
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同日
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受験者全員
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可
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可
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2020年度の高3生以降の国立入試で必要な大学入試センターの大学入試英語成績提供システムの利用は、従来型以外の3形式でできるようです。私大入試の場合、これまでも英検を入試に採用してきている大学であれば、従来型英検を今後も利用できるものと思われます。
面白いのは、コンピュータを利用する形式のCBTに2種類あって、①今年の第2回から開始する一般受験生も利用できるCBTが全ての試験をコンピュータ上で行うのに対し、②2020年度から始まる高3生のみ受験可能なS-CBTは、リーディング、ライティング、リスニングの試験は紙の筆記で行い、スピーキングの試験だけコンピュータ吹き込みになるところです。普通のCBTでも大学入試英語成績提供システムの利用が可能なので、この中途半端に折衷的なS-CBT形式が本当に要るのかちょっと疑問ではあります。