こんにちは。石井です。
数学の学習の中で分かりづらいと訴えられることがいくつかあります。
特に高校数学に入ってから初めの方で抱える困難に『場合分け』があるかなと思います。
複数の文字が登場する式の中で、この文字が〇〇のとき~~、△△のとき~~、◇◇のとき~~
といったもので、
何を見て場合を分けていくのかわからない
こんな風に考える必要があるのか
という具合に訴えられることが多いように感じます。
場合分けというのは特別なものでもなく、日常にもよくあるし、数学の別の単元でもよく出てきます。
例えば・・・
というのを考えてみたところで、ある生徒に対して尋ねてみました。
「身近にある場合分けの例を挙げてみるとどんなのがある?」
といった具合です。ブログの話題にするつもりで尋ねたわけではありません。
私が考えていたのは、例えば吉祥寺から渋谷に向かうときどのような経路を通って行くか、です。
・井の頭線に乗って渋谷まで
・中央線で新宿を経由して渋谷まで
他にもあるかもしれませんが、両立しないこれらを考えていくことが場合分けの基本だと思います。
こういうケースもあればこういうケースもあると分けることが場合分けなのです。
また、例えば場合の数で樹形図を書いてみることは完全に場合分けを個別に行っているものです。
実は場合分けと意識せずに場合分けをしているなんてことも結構あります。
そういったことを1つずつ伝えながら、本日も指導が進行していきます。