茗渓予備校通信KIRI
2008年10月号
ゼミの窓 その4
先日の日曜日、笹塚校舎で英検準2級と2級の対策講座を担当致しました。ほとんどが、初めて教える生徒さんばかりで、いささか私も緊張しました。中1,2,3年生の諸君です。
与えられた2時間のゼミのなかで、どの程度のことが教えられるか、相手の顔色をうかがいながら英検コーチングを進めていきました。学年もまちまちならば、英語の基礎力もさまざまです。事前に、ある程度の情報はゼミ担当のスタッフから連絡はうけているのですが、直接教えてみると新しい発見の連続です。
最近、アメリカの小学校高学年で使われている国語(English)の本を数冊読んでみて、日本の高校並みの、いやそれ以上の文法・語法の説明があるのにいささか驚きました。日本の中学校の英語教科書は、文法偏重の語学教育を批判するあまり、英語の8品詞の話や句や節の区別さえろくに教えていません。今回の英検対策でも、8品詞が言えなかったり、英語の12の時制が曖昧だったりしています。ちょっとレベルが高かったかもしれませんが、英検準2級や2級を受験するのですから、これくらいはマスターしておきましょう。