茗渓予備校通信KIRI

2008年2月号

中学入試

合格おめでとうございます。

中学入試の季節も終わろうとしています。難関入試を乗り越えて晴れて合格された小学6年生の諸君、ほんとうにおめでとうございます。これから始まる学園生活にいろいろゆめを抱いていることでしょう。

中学での新しい生活は、新たな「自分探しの旅」だと人はよく言います。でも、わたしはそれ以上に「自分作りの旅」であって欲しいと考えています。なにか宝物でも探すような受け身の姿勢ではなく、自分の折々の達成目標を掲げながら、そこへ向けて自分を変え成長させていく生き生きとした実践を期待したいものです。

いままでの長い間の努力が報われて合格を勝ち取ったきみはえらい。でも、次の成長へ向けてこの先、そんなに順調にことが進まないことも覚悟しておいたほうがいいでしょう。だって、これからは難関をくぐり抜けてきた仲間ばかりに囲まれ、一緒に机を並べて勉強することになるからです。過去の栄光に頼ってはだめです。一歩一歩、自分の可能性を実現していく意欲を持ちましょう。急がなくてもいい。すこしぐらい足踏みしてもいい。悩みながらの「自分作りの旅」がきみを大きくしていくはずです。