茗渓予備校通信KIRI
2009年3月号
ゼミの窓から 3月
2月末日の27日(金曜日)と28日(土曜日)に、年度末の「ゼミ研修」を行いました。新年度開講にあたり、専任全員がこの1年間、それぞれが培ってきた「6ゼミ」(6人限定の個別指導)指導の技を披露しました。
私どもの「6ゼミ」は、専任だけによる個別カリキュラムにのっとった指導として評価を高めてまいりました。しかし、それぞれの教科コーチングが独りよがりに陥らないように、年間を通して研修を行い、それぞれ学びあいながら精進しております。
今回の研修で改めて確認したことがあります。この「6ゼミ」は、通常の一斉指導と比べて、1.5倍から2倍の指導内容を盛り込めるということです。また、学習効率だけの問題ではなく、いかに生徒のやる気を引き出せるかも課題となっております。
たとえとして適切を欠くかも知れませんが、われわれは、専門医としてそれぞれの教科のコーチングを深めていくだけではなく、病気(弱点)そのものを直していくだけでなく、病人(学習者)を人格としてトータルにとらえる視点も必要ではないかと話しております。健全な生徒たちが、自ら学ぶ力をつけていけば、これに勝るコーチングはないものと思っております。
生徒たちは期末を直前に控え、私たちもこの両日、研修を終えると各教場へと散っていきました。新年度も生徒たちとともに、われわれもまた新たな進化を真摯に求めていく決意でおります。