茗渓予備校通信KIRI

2010年2月号

新しいスタート

恒例となっている「英語入門講座」を今年も企画しました。3週間にわたり合計3回(60分指導)のレッスンを無料で公開しております。ご兄弟やお知り合いの方にぜひ受講していただければと思っております。

文部科学省の調査にもありますように、英語を苦手とするきっかけは中学1年生の時にあるという結果がでています。指導の現場にいましても、このことは日ごろから十分実感できることです。

中学入試で進学する生徒たちは、小学校では自他共に許す秀才だと思います。しかし、進学した学校では同じような秀才たちが群れています。多感な時期、今まで味わったことのないような挫折感を経験することもあるのではないでしょうか。私は、中学入試の成功体験を一度はたたきこわしてみるのも、今後の成長にとっていい経験になるのではないかと折に触れ主張してきました。進学して、優秀な新しい仲間たちと切磋琢磨することで「自分作りの旅」が始まるのではないでしょうか。

しかし、そんな中で英語は訓練の教科だけに、甘く見てしまうとなかなか取り返しがつきません。とくに「プログレス」とか「トレジャー」というテキストは、検定教科書とは比較にならないほどレベルの高い教材です。日々の学習で手抜きすることなく継続する辛抱強さが必要です。ピアノやお習字などのお稽古事と類似する部分があります。中1中2の間に英語を得意科目にしてしまう必要があります。