茗渓予備校通信KIRI
2010年7月号
ゼミの窓
鬱陶しく寝苦しい梅雨が続きます。体調には気をつけて夏を迎えましょう。
期末試験が終わると自由な時間がたっぷりとれるはずですが、部活や合宿、海外研修などで予定がいっぱいになる人も多いことでしょうね。でも、工夫次第でまとまった時間はとれます。時間は無限にあるものではありません。あまり欲張った計画はとかく失敗するものです。計画の7割8割程度でも実現できれば成功だと思ってください。
お勧めの夏
①読書。またかと思わないでください。あたまとたましいの訓練にはこれにまさるものはありません。わたしは高校生のとき、ロシア文学を数十冊まとめて読んだことがあります。亀山郁夫さん(現東京外国語大学学長)が翻訳したドフトエフスキーの作品がベストセラーになっています。亀山さんは、先行きの見えない現代社会が彼の作品を求めているのではと言っています。人生で一番多感な中学高校時代に古今の名作をじっくり読んでみるのもいいですよ。
②英語の本を多読する。やさしめのペーパーバックスを辞書も文法書もなしでとにかく読んでみる。ごくやさしめのものでいい。どんな本があるのかは英語の先生に聞いてみてください。
③日記・作文・論文。なんでもいい。この夏に400字詰め原稿用紙で100枚200枚と文章を書いてみると自分に自信が持ててきます。