茗渓予備校通信KIRI
2011年9月号
ゼミの窓:日曜インテンシブから
毎週日曜日、吉祥寺校舎と調布校舎で日曜教室を開催しております。わたしも、隔週に調布校舎のほうに参加しています。すでにご案内しておりますように、午前中は、理系教科(物理や化学、数学)を中心にした受験ゼミを実施し、午後1時から6時までは各人各様に、受験へ向けた課題に取り組んでいます。実際の指導の様子を私なりにご報告しておきます。(なお、この教室は高校生を対象にしたものです。とくに、浪人生に負けないだけの圧倒的な演習量を補う目的で実施しているものです。)
参加する生徒には、何を学習して行くのかあらかじめ相談してありますので、教室へ来たらすぐ問題演習に取りかかります。例えば、1学期の間は受験に必要な文法事項をマスターするために200ページにおよぶ文法演習用の問題をこなし、出来なかった問題を再度編集し直して冊子をわたし再チャレンジさせていきました。通常の指導ではなかなかできない演習方法です。集中して問題に取り組むことで課題を着実にこなしていきます。
先日初めて参加したA君には、さっそく第一志望の過去問を解かせ、マンツーマンで読解の手順を指導しながら、弱点を指摘しておきました。また、通常の指導のなかでは不足する長文読解の訓練を増やして、読解力をみるみる伸ばしいく生徒もいます。
1日5時間に及ぶ学習はひと月にすれば20時間にも及びます。吉祥寺校舎も調布校舎も文系の先生と理系の先生が常時指導に当たっています。自習型の指導ですが、二人三脚で課題に取り組む醍醐味はまた格別のものがあります。