茗渓予備校通信KIRI

2012年4月号

茗渓予備校の受験指導

春期講習が終了し、いよいよ学校でも新学期が始まりました。

茗渓予備校は、中高一貫校の生徒を中心とした指導に特化しています。生徒たちひとりひとりが、苦労して入学した学校の独特な教育課題や指導内容をまずしっかり自分のものにすることこそが、大学受験を成功させ、その後の人生にとってかけがえのないものを獲得できると考えるからです。優秀な生徒が集まる学校であればあるほど、その学習内容は高度なものとなっていきます。また、大学への進学実績を急ぐあまり生徒の理解度を超えた教材を使い、生徒の現状をいささか無視したケースがないとはいえません。入学したはいいが、学校の学習内容や進度についていけなくてはなんにもなりません。

私は今年7名の生徒を送りだしました。そのほとんどは中1中2のころから指導してきた生徒です。この7人全員に満足のいく結果が出たわけではありませんが、東大やお茶の水大学、早稲田大学(2名)や慶応大学(2名)へと見事合格してくれました。他の茗渓スタッフも、同じような経緯を経て成果を上げてくれています。東大や早慶上智など難関大学に延べ83名が合格しているのがそのあかしだと自負しております。

しかし、中高一貫した6年間は平坦な道のりではありません。生徒自身が肉体的にも精神的にも大きく変貌する時期です。「たかが受験、されど受験」という言葉があります。長い人生にとって受験はひとコマに過ぎないけれど、厳しい試練でもあるという思いをこめたつぶやきです。毎年毎年、受験直前の生徒たちとともに過ごしてきた者として万感の思いがよぎります。

生徒たちはいつごろから大学受験を意識し始めるのでしょうか。少なくとも高校生になったら、進路先受験先をじっくり考えてほしいものです。学習面でいえば、いままでの定期試験型の学習習慣から、過去を振り返り(得意科目をさらに深め、弱点を補強する)、先を見通した攻撃型の学習姿勢が求められます。茗渓の個別ゼミ、日曜のインテンシブ指導など、すべては生徒たちの自立学習をサポートする仕組みなのです。教科ごとの学習課題については担当の教師たちと話し合って目標をしっかり立ててみてください。

さあ、気持も新たに実践これあるのみ。