whether
で書き換えができる「
〜かどうか
」の意のif節は名詞節なので、形式主語itで受けることができるのは当然ですが...
A Comprehensive Grammar of the English Language
15.6 If cannot introduce a subject clause unless the clause is extraposed:
- ✅Whether she likes the present is not clear to me.
- ❌If she likes the present is not clear to me.
- ✅It's not clear to me whether she likes the present.
- ✅It's not clear to me if she likes the present.
「
もし〜
」の意の副詞節のif節を受けているように見える形式主語itや形式目的語itを用いた文もたまに見受けられます:
- It would be a shame if the United States were to allow Afghanistan to slip back into chaos.
「もしアメリカがアフガニスタンを再び混沌に逆戻りすることを許すのなら、残念なことであろう。」
- People would find it strange if they were charged different sums for exactly the same services.
「もし全く同じサービスに対し異なる料金を課せられたら、人々は奇妙に思うであろう。」
上の2つ目の例文をもう少し簡単な内容の文に変えて詳しく見てみましょう:
- People would find it strange if you said so.
「もし君がそう言うなら、人々は奇妙に思うであろう。」
この文で、人々が奇妙に思うもの=itは「君がそう言うこと」であって「もし君がそう言うなら」ではありません
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「受動態」で「by以外の前置詞を使う受動態」というのを学習する。
be surprised at ~
やbe
interested in ~
というものだ。実はこれらは「受動態」ではないし、
at/in
は
by
の代わりでもない。ラテン語・ギリシャ語で言うところの「中動態(中間態)」と呼ばれるものだ。
surprise
「驚かせる」で説明しよう
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中1英語の最後から「
不規則動詞」なるものが登場する。
wash--washed--washed
と語尾に
-ed
をつけるものを「規則動詞」。それに対して
begin--began--begun
などと変化するものを「不規則動詞」と呼んでいる。しかしこれは厳密には「間違い」だ。これらはちゃんとパターンが存在するからだ。そのパターンごとに
cut--cut--cut
(A--A--A型)、
come--came--come(A--B--A型)
、
begin--began--begun
(A--B--C型)、
buy--bought--bought
(A--B--B型)...などとまとめられている。そしてそのパターンさえ暗記すれば、その場で思い出すことができる。これは立派な「規則動詞」ではないか。特に前者を「
弱変化動詞」、後者を「
強変化動詞」と呼ぶ。
では英語に不規則動詞は存在しないのか? 実は2つだけ存在する。それが「be動詞」と「
go
」だ。be動詞の
am / are / is / was / were
はどう見ても「赤の他人」である。これはそれぞれ全く別の古英語の単語に起源を持つからだ。ただbe動詞の追究は後日を期す。ラテン語でもギリシャ語でも、be動詞はかなり特殊な変化をするからだ。話をgo-wentに絞る。昔は
go
には
goed
という過去形があった(後述)。
went
には
wend
という原形があった(今も辞書に載る)。しかし
go
は子を、
went
は親を亡くした。そこで
go
と
went
の間で目出度く「養子縁組」が成立! 血がつながっていないから顔は全く違うわけだ。このように全く縁もゆかりもない単語を引っ張ってくる手法を
suppletion
[サプリーション]「補充法」と呼ぶ。これは動詞に限った話ではない。
good--better--best
や
bad / ill--worse--worst
などがお馴染みだ
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2021年度第3回の
英検で中3生が一人、2022年度第2回(前回)の英検で高2生が二人、英検準1級に合格しました。英検2級にも中1生他多数が合格しました。おめでとうございます。
The teacher taught us that the earth is round.
「先生は、地球が丸いと教えてくれた」
これを
the earth was round
とやってはいけない...というのが「
時制の一致の例外」だ。だが何故「過去形」ではいけないのか? 改めて聞かれると答えに詰まる。「過去」も「地球」は丸かった。「現在」でも「丸い」。そして「未来」でも「丸いであろう」ということから、「真ん中を取って現在形か!」などと筆者は高校生のころ勝手に考えていた
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