数学徒然草:不定積分の不定性Ⅰ
次の問題は、 2004年度の横浜国大の入試問題です。
(一部の例外を除いて)定積分を求めるためには、当然、 不定積分を求められなければならないという訳で、とりあえず次の問題を考えてみましょう。
これを解けるだけでも, 受験生としては立派なものです。
この問題を「とても優秀な生徒Aさん」と「かなり優秀な生徒Bくん」に解いてもらいました。
どちらも非のうちどころのない素晴らしい解答ですが:
となっていて、 解答の結果が異なります。さてどうしたものでしょうか?
ア. Aさんが正しく、Bくんが間違っている
イ. Bくんが正しく、Aさんが間違っている
ウ. どちらも正しい
エ. どちらも間違っている