岐阜大の牧秀樹教授(言語学)が、短時間で英語の能力を測れる「最小英語テスト(MET、The Minimal English Test)」を開発した。英語検定やTOEICなど長時間を要する従来のテストに近い精度があるといい、効率性の高さから、入学試験や採用試験などでの活用も期待され、注目を集めている...テストは①所々に空欄が設けられ、穴あきの状態の短い英文が配られる、②その英文が英語で読み上げられる、③読み上げられた通りの文章になるよう、空欄に適切な単語を記入する、という方式。5分間で終了する単純な内容だが、牧教授が16年間かけて1万件以上のデータを集め、TOEICなど従来型のテスト成績とMETの成績の関係を調べたところ、得点結果が比例することがわかったという。牧教授は愛知県西尾市出身。米コネティカット大大学院で言語学を学んだ後、2002年に岐阜大地域科学部に移るまでは、ウェストバージニア州の大学で現地の学生に日本語を教えていた。その際、日本語の音声を聞きながら問題文の空欄にひらがなを書き込む方式の日本語テストにヒントを得て、METの開発に着手した(詳細:読売新聞)。


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