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投稿者石井

こんにちは。石井です。


学習を進めていて、ある一定の目標に向かっているとします。

ここでの学習で最も多いのは、学校の定期試験が相当するでしょうか。

最近でこそ生徒から言われることはほとんどなくなりましたが、

私が茗渓で指導を始めた当初は結構言われていた言葉があります。

「それテストに出ません」

個人的にはとても嫌いな言葉です。


たとえ学校の定期試験のためだけに学習しているのであっても、

様々な考え方やモノの見方を獲得することを拒絶してはダメでしょと思うのです。

まして、茗渓に通っている方の多くは大学受験を何らかの形で経験する方がほとんどです。

学校のテストに出るかどうかという視点でモノを見るのではなく、

さらにその先に何があるのかを考えたうえで「提示されたものは全て吸収するぞ」くらいの

心持ちを携えていてもらいたいなと思います。


ふと、こんなことを思ったのは、先日受験学年を控えたご家庭との面談で、

どのような姿勢で受験までサポートするかを尋ねられた時に自分が提示したものを

思い出したからです。


緊張感のある入試試験会場で目にする問題は、

普段学習しているものと比べると格段に難しく感じる。

家に帰ってから見直してみると、なんてことはない問題であっても、

緊張感の中では実際以上に難しく感じることが多い。

それならば、普段の学習の中では想定される試験問題の難易度よりも

一段階以上高いものに対応できるように準備しなくてはいけない。


このようなことを、(面談ですから)丁寧な口調で申し上げました。

対象者は限られますが、場合によっては大学で学習していく数学や物理・化学の話を

引き合いに出して、入試問題にどのように投影されているか話すこともあります。

先日某国立大学に進学した生徒がテキストを見せてくれましたが、

そこに載っている問題の多くが、受験時に演習している問題の類問であったことには

驚きました。残念なことに本人は全く覚えてなかったようですが(笑)


ある程度先まで見据えつつ、普段の指導は準備されています。