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「地球温暖化CO2犯人説」の嘘

先日の国会でのS党・K議員の代表質問で明らかになった故、もう陰謀論扱いされることもあるまい。本当のことを書く。筆者が小学生の頃は「氷河期が来る!」と脅されて育った。「君たちは氷の下で暮らすのだー!」と言われ「ひえー!」と震え上がった。それがある朝起きたら「地球温暖化」だ。「何の冗談だよ!」と最初は思った。しかし何度聞いても「温暖化」と言っている。4月1日はとっくに過ぎていた。しかも「CO2が悪いのだー!」と来た。この時点で「いかがわしい…」と思った。「大気中のCO2濃度は0.3%…」と、高校の「地学」の時間に習ったからだ。だが「記憶違い」ということもある。そこで当時使った「理科年表」を引っ張り出して確認してみた。するとさらにびっくり仰天。0.3%どころか0.03%(300ppm)だったのだ。ppm は parts per million の略。「パーセント」が「百分率」ならppmは「百万分率」だ。CO2は地球の大気中には「ほとんど存在しない気体」なのだ。Ar(アルゴン:1%)などという、聞いたこともない気体よりも少ないのだ。これでどうやって「温暖化」せよというのか? しかも人間由来のCO2はそのうち僅か5%程度とされる。0.0015%(15ppm)だ。これを「もっと減らせー!」とやっている。到底正気の沙汰とは思えない。

ice age確かにCO2には「温室効果」がある。しかし吸収できる赤外線の周波数帯が狭く、さしたる効果は期待できない。「温室効果が無かった場合、地球の気温は何度になるのか?」を当時授業で計算させられた。我々「地学」選択者の出した答えは「氷点下15度」だった。実際の地球の平均気温は「+15度」である。つまりこの差「30度分」が温室効果ガスのおかげである…ということだ。ではCO2がさほど期待できなければ何故地球はこれほど暖かいのか? それは「H2O(水蒸気)」のお陰である。「最大最強の温室効果ガス」は「水蒸気」なのだ。大気に占める比率は幅があるが、総じて1%~4%といったところ。しかもあらゆる周波数帯(CO2の守備範囲すら)の赤外線を吸収する。「絶対零度(-273度)」の宇宙空間(実際には-270度程度)に浮かびながら、地球が「常夏の惑星」足りえているのは、地球がとりもなおさず「水の惑星」であるからだ。

こんな嘘は、実は小学生にも笑われる。「CO2は植物のご飯」と理科の授業で習うからだ。「炭酸同化作用」所謂(いわゆる)「光合成」である。「カーボン・ゼロ」を唱える人は「植物にご飯をやるな!」と言っているのだ。「王様は裸じゃないか!」と言われるまで気づかないのか? 我々地球上の生命は、基本的には「炭素生命体(有機体)」である。しかし動物は炭素を直接吸収する機能を持たない。代わりに植物に炭素を吸収してもらい、これを食べることで炭素を体内に取り込んでいる。CO2濃度がこれ以上下がれば植物は生きてはいられない。我々動物も死ぬことになる。CO2濃度は半世紀前(筆者が高校生のころ)から若干増加し、今では400ppm程度だと言われる。ではどれくらいCO2が減れば植物は死滅するのか? それは50~100ppmだそうな。つまり地球上の植物は「餓死すれすれ」の状態なのだ。過去のCO2濃度は(昨年の大河ドラマではないが)「べらぼー」に高かった。古生代カンブリア紀の濃度は何と25%。中生代ジュラ紀でも10%だ。この高いCO2濃度があったればこそ、雲突くような巨大な樹木が地表を覆うことができたのだ。トマトなどの温室栽培で、故意にCO2濃度を2000ppm程度にまで上げて収量の増加(およそ2倍)を図るなど、今や「農家の常識」である。地質学的に見ても現在のCO2濃度は異様に低く、今以上に低かった時代は過去存在しない。そこまでCO2が憎いのか? そんな方には「それなら、あなたがまず息をするのを止めなさい!」との言葉を贈りたい。

それでも「温暖化してるに決まってるさ! だってこんな暑いじゃないかー!」という声がSNS上には溢れている。確かに今年の夏も暑い。しかしこれは単なる「ヒート・アイランド現象」だ。これだけコンクリートとアスファルトで地面を固め、エアコンで室内の熱をガンガン放出しておいて、「暑い!暑い!」もあったものではない。エアコンいくら回しても、熱がどこかに消えてなくなるわけではない。「エネルギー保存則(熱力学第1法則)」だ。さらに近年ではこれに悪名高き「太陽光パネル」が拍車をかける。CO2を吸収するはずの森林をバッサバッサと切り倒してパネルを敷き詰め、「森林環境税」が聞いてあきれる。もし正確な気温を測定したいのなら、外気温と室内温度を足して2で割るべきであろう。府中市に「府中の森公園」がある。夜迷い込んだら出て来られない。「公園」というよりまさに「森」である。熱帯夜にここに行くと、入った瞬間気温がガクンと下がる。「う! さぶ!」となる。外に出るとまた熱風が「ぶわー!」だ。某有名刑事ドラマではないが、「なんじゃこりゃ!」である。また「100年前より気温が1.5度も上がりましたー!」と(何故か嬉しそうに)叫ぶMCの方がいる。この時点で「え?」と気づかないといけない。「一体どこで測ったの?」ということだ。100年前と現在では、観測地点周辺の環境は全く異なる。比較すること自体意味がない。試しに気象庁のデータを調べてみた。東京の気温は明らかに上がっているが、石廊崎(伊豆半島)ではほとんど変化がない。そこで東北大学のある先生が、その点も考慮に入れて観測値に「補正(全国の観測地点を虱潰しに回るのだ。その労苦には頭が下がる。まさに『学者の鑑(かがみ)』であろう。)」を加えたところ、100年での上昇は僅か0.57度だったという(世界の平均気温の上昇値は0.5度)。酷いところでは「エアコンの室外機のすぐそばで気温を測定していた」と言うし、ある田舎町では「日本の最高気温を叩き出すんだ! 熊谷・多治見を倒せー!」とばかり、周囲の木々をすべて切ってしまった…という話もある。「村おこし」の気持ちは分からなくもないが、やっていい事といけない事がある。いずれにしても「10年で0.057度」。これは人間の皮膚感覚で感知できるレベルではない。100年前の温度計が1/100度まで測定できたのかも怪しい。「最近暑くなったー!」は地球の気温上昇とは無関係だと分かる。東北大学は筆者の母校だが、「中央」に対する反骨精神を失わない大学だ。世の常識に対し、「ち・が・う・だ・ろ!」と声を上げる先生が多い。石もて追われた母校だが、こういった話を耳にするとやはり嬉しい。

最近では「温暖化」を「異常気象」と言い換える方もいる。そして曰(いは)く「台風が大型化してるぞー!」。これも真っ赤な「嘘」である。今でも「史上最大最凶の台風(死者7000人以上)」は「伊勢湾台風(1959)」のハズである。ちょっと調べれば出てくる話だ。また「室戸台風(1934)」上陸時には、四天王寺(大阪)の五重塔が木っ端微塵に粉砕され、金堂が傾いた。「風速・気圧ランキング表」などでは、20世紀前半(1960年代まで)の台風が上位にずらりと並ぶ。昔の台風の方が、遥かに強大だったのだ(発生個数は横ばい)。因みに「過去最大の風速を記録した台風」を記憶しておいて欲しい。「第2室戸台風(1961)」である。四天王寺を粉砕した「室戸台風」そっくりのルートを通り、「伊勢湾台風」の2年後でその記憶も生々しかったことで、日本中が恐怖に凍り付いた。この台風は「最大瞬間風速(95m/s)」「最大風速(70m/s)」。ともに過去最大を記録。現在に至るもその記録は破られていない(一方、室戸台風の最大風速は60m/sとされるが、これは余りの暴風で計器が吹っ飛び、途中から測定不能となったからだ)。因みに前者は「3秒間」の、後者は「10分間」の平均値で表す。奇妙なことは、この時期が「寒冷期」であったことだ。だからこそ筆者など「氷河期が来る!」と脅されて育った。「寒冷化の方が台風は巨大化する」のだ。極地方の氷が増えると太陽光を宇宙に反射してしまう。これを「アルベド(albedo):反射能」と言う。結果「極と赤道の温度差」が広がる。風の強さは「寒暖差」で決まる。温度差が大きければ大気の流れも強くなる。逆に北極の氷が解ければ気温差はなくなる。強い風も吹かなくなる。では地球は温暖化しているのか? 寒冷化しているのか?縄文時代は今より遥かに気温が高かった(仙台で台湾あたりの気候)。だから三内丸山(青森)などが栄えた。弥生時代は寒冷期。故に人々は農耕に頼った。平安時代は温暖期。奥州平泉や十三湊(とさみなと・青森)が栄えた。戦国・江戸時代は寒冷期。飢饉が度々起こった。現代は徐々に温暖化する途中である。ただ「ヤンガードリアス氷期(メキシコ湾流の停止? 隕石衝突?)」や「マウンダー極小期(太陽黒点の消滅)」など、突如寒冷期が襲うことがあるので油断できない。「太陽活動」や外宇宙からの「宇宙線」、「ミランコビッチ・サイクル(歳差運動など)」の他、様々な要因が絡む。CO2の出る幕など全くないのだ。受験生諸君には自らの手で情報を集め、自らの頭で論理的に考えることを学んで欲しい。そのための「受験勉強」だ。

PS)まだまだ暑い日が続きます。受験生諸君におかれましては、くれぐれもご自愛ください。

執筆:鈴木先生

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