この春から始まる新生活で、学生なら辞書を購入する人は多いのではないだろうか。今どきの辞書といえば「電子辞書」だ。特に学習塾などでは、紙の辞書を引く時間も惜しむ傾向にあることから、電子辞書を推奨しているところも多いようだ。わが家でも中学生の子どもが通う塾の先生から「電子辞書を使うように」と勧められ、悩んでいる...これからの英語学習は、読み書きはもちろん、コミュニケーション能力の習得が求められる。そんなトレンドを反映し、英語辞書や学習アプリは(XD-Z3800もPW-SJ5も)充実している。PW-SJ5に搭載されている英語アプリ「ATR CALL」は、タッチペンやマイクを使って、「聞く」「話す」「読む」「書く」を取り入れたいろいろなトレーニングを楽しみながらくりかえし、英語の「音」の違いを聞き分けたり、正しく発音したり、正しいスペルを覚えられる。難しい問題はなく、英語初心者向きで、ゲーム感覚で楽しめる。娘も「楽しい」と挑戦していた。XD-Z3800の「英会話スキット・トレーニング」は、会話のやりとりを実際に発声して学習できるコンテンツ。自分の声を録音して発音を客観的に確認でき、より自然な会話の流れを意識した英会話学習ができる。実際にネイティブな発音と自分の発音を聞き比べることができるので、スピーキングの勉強になる。 電子辞書は紙の辞書と違い、耳で学習できることも大きなメリットだ。スピーキング、リスニングが充実しているのはXD-Z3800だと感じた。ネイティブの発音が充実しているので、各種検定などを受けるのであれば、XD-Z3800をおすすめしたい。中学生であれば、気になるのは英検ではないだろうか。どちらも英検を学べる問題集は充実しているが、気になる点もあった。英検アプリは、PW-SJ5のほうが答えやすい。キーボードに数字が割り当てられているので、答えを数字で選んで「決定」を押せば、すぐに正解・不正解がわかり、一問ごとに解説が表示される。一方、XD-Z3800はタッチパネルで数字を選んでから、キーボードの「決定」を押さなければならず、面倒だ。なお、PW-SJ5と違い、1ブロックをまとめて回答した後に答えと解説が表示される。回答と解説の表示方法については、好みのほうを選ぶとよいだろう(詳細:日経新聞)。
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