当予備校で小学生英語を受講する生徒は受講開始時点ですでに英会話塾に通った経験があったり、小学校である程度の英語の学習をしていますので、アルファベットであれば書ける状態の生徒が多いです。英会話塾や学校での学習内容は、一般的な中学1年生の最初の2~3ヶ月までに学習する内容におおむね対応していますが、音声中心の学習をしていることが多いため、残念ながらすべての生徒がテキストを読んだり、あいさつなどの表現を書いたりすることができるわけではありません。そのため受講開始時に「英検5級を取得したい」というご要望が出れば、その目標をクリアするために必要な学習、言い換えればテキストを読んだり、基本的な表現を書いたりできる能力を身につけるための学習をすることになります。
具体例では受講開始から3ヶ月が経過したところで、be動詞と基本的な動詞の使い方と、代名詞の使い分け、疑問詞を用いた疑問文が分かるレベルを目標としています。英検5級合格に必要な単語の学習も300~400語程度までは進めます。
小学生英語は90分の授業時間となっていて、小学生には長時間と思われるかもしれませんが、指導中に2度休憩を入れると、実際は30分を少し切る指導が3セットあるだけですので、練習問題などを解いていると退屈する間もなく終了します。反対に、中学生以上の2時間の授業時間と比較すると短めに思えますが、学校の定期試験対策等に時間を割かなくてよいため、中1になってから英語を受講し始める生徒たちと比較してもそれほど進度は遅くなりません。したがって、中学英語の基礎をしっかりと身につけるにはある程度論理的な思考力も育ってきた小学校高学年の1、2年間は最高の時期であると言えます。
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