数学徒然草:第一段 解法と効率
まずは次の問題を考えてみて下さい。
人それぞれの解答があると思います。
運賃や時間効率の面ではそれぞれ違いますが、全員、正しく「新宿」から「上野」まで辿り着けました。
数学の問題の解法も同様で、人それぞれのやり方で「問題」から「正答」まで辿り着けばよいのです。
ただし、電車の場合、車中では単に乗っていればよいのですが、数学の場合は途中で計算式を扱わなければなりません。その際の計算を間違えると方針(乗り継ぐ方法)は合っていても「正答」に辿り着けなくなってしまいます。
よって、時間制限のある試験では、出来るだけ計算量の負担が少ない方針(安全な路線)を選択することが重要になってくるのです。
今回、数学の問題における、「方針の違い」による「計算効率の違い」を考えてみましょう。
次の問題を解いて、ご自分の解答とリンク先の解答とを比較してみて下さい。