RKさん
進学先:
一橋大学 商学部
『第一志望のことだけ考える!』
わたしはどうしても行きたい大学(学部まで決まってました)があったので、その大学に通っている自分の姿をイメージしながら勉強していました。しんどいこともありましたが、行きたい気持ちがあったからくじけることはありませんでした。たくさんたくさん勉強することが基本だとは思いますが、じぶんがなにがなんでも行きたい大学を見つけること、周りを全く気にせず強気でいることが大事だと思います。そして共通テストが終わったあとの直前期には、第一志望の対策しかしませんでした。
数学は、できれば高2の終わりまでに(わたしは高3の6月ごろでしたが)、青チャートをいちえーにびー2冊(例題と練習)を完璧にすることが第一歩だと思います。だいたい4.5周するとすんなりできるようになりました。
英語は単語と文法をある程度固めたあと、長文を読んでました。
日本史はとにかく山川の教科書を読みまくりました。太字は赤シートで絶対暗記です!!!!
⚠️一橋の対策について書いたほうがよければ、めちゃめちゃ長文になりそうだけど書きます!(笑) 英語ちょう形式変わりましたし⋯
一橋大学商学部を目指す人へ
最初に断っておきますが、これはあくまで私の一例であり、私がこれといって得意科目のない平凡な人間であったことを念頭において読んでください。
商学部は、1000点満点中、共通250、2次750という配点です。よって共通は足切り回避くらい取れば一次は通過でき、二次試験の対策が要となります。
しかし、共通テストを疎かにすると痛い目を見ます(実際痛い目見ました)。
私は、英語、国語、数学ⅠA、数学ⅡB、日本史、倫政、化学基礎、生物基礎で受験しました。
共通テストでしか使わない科目を本格的に始めたのが11月ごろだったのですが、不十分でした。倫政は、ケチって参考書を買わずにセンター過去問だけ解いていたら、全然太刀打ちできませんでした。気を抜かないでしっかり勉強することをお勧めします。
二次試験について
商学部の配点は、750点中英語250、数学250、国語125、地理歴史125点ずつとなっており、英語と数学がモノをいいます。特に、数学は絶対に得点を稼ぐ必要があります。
しかし、これは建前です。
ズバリわたしの勝因は、自分の得点能力を見込んで、正確に目標得点を定めたことにあると思います。
合格最低点を超えればいいのですから、400点二次で稼げばもう安心です。
自分がどの教科で何点ずつ取れば合格最低点に届くのか、しっかり自己分析をしてから学習計画を立て、教科に割く勉強時間の配分を決めるべきだと思います。
筆者の場合、商学部志望のくせに全く数学が得意ではありませんでした。英語は少しできましたが、一橋生の標準くらい。そのため、どの強化も満遍なく得点する必要がありました。
筆者の目標では、
- 英語:190点。
- 数学:120点(2完、あと3問部分点狙い)。
- 国語:70点。
- 日本史:70点。
でした。
この自己分析は本当に本当に大事です。ここで半分決まると言って過言ではないと言えるくらい、重要な戦略となると思うので、皆さんここは真剣に考えて欲しいです。
○英語
令和3年度入試は20年以上続いた形式がかなりガラッと変わりましたので、参考になるかはわかりませんが、形式が変われど共通して言えるのは正確な和訳をする力、要約力が必要だと言うことです。
正しい文法知識がなくては正確な和訳はできませんし、常に品詞を意識して読まなければ、いい加減な和訳になります。
選択肢といえども穴埋め問題は難しい感触があったので、抜け目なく対策することが大切です。
商学部に限らず、一橋は英語の配点が非常に高くなっています。しっかりここで稼ぐことがベストですが、何より、ここで他の人に遅れを取らないことが重要です。
単語については、筆者的にはターゲット1900で十分だと思います。未習の単語が出てきた時に新しく語彙に加えるくらいで十分太刀打ちできると思います。分厚すぎる単語帳をやる時間があるなら、そのぶん数学の過去問を解いた方がいい気がします笑
文法も抜け目がないように、学校のことをやっていれば大丈夫だと思います。
筆者は茗溪オリジナル「grammar dash20」という文法教材で文法を高二のうちに仕上げました。超超おすすめです。
長文は、夏くらいからで十分です。しっかり基礎を固めた後、2.3日に一回程度読むといいと思います。もちろん選択肢の問題集ではなく、きっちり重めの記述問題がある問題集をやるべきです。
英語が一時期スランプになった筆者は、感触が戻るまでは毎日読んでいました。
英作文はほんとに書いてませんでした、、、
2次の1週間くらい前から学校の先生に添削お願いしました(いい子は絶対に真似しないでください)
でも、わたしはライティング対策として、駿台文庫の『基本英文700選』を何周も何周もしました。あれは、本当に必携書です。あれさえやっていれば、自然と文法も英作文力も身につきます。これのおかげで大きく躓かなくて済みました。
リスニングは、日頃からちょこちょこ英語を聴くことが大切だと思いますが、今年度はリスニングが爆増し、しかも共通テストのような形式になってしまったため、それ相応の対策がいると思います。
○数学
とにかく数学をやりまくれ。それにつきます。
高二の3月から高3の5月くらいまで、1日のほとんどを数学に捧げました(ひたすら青チャートの例題と練習をやりまくる)おかげで英語が読めなくなりましたが、本当にここで頑張ってよかったと心から思っています。
基礎ができていなければ、到底太刀打ちできないレベルの問題が揃っていますが、逆に基礎ができれば、完答は無理でも半完は狙えるので、数学はたくさんやるべきだと思います。
一橋の解答用紙はB5サイズで、決して大きくはありません。たくさん部分点をもらえるように、採点者に見やすい答案作成が不可欠ですが、それは専用の解答用紙にとき、添削してもらうことが1番だと思います。筆者もびっしり書かれて真っ黒な回答用紙を大量に
石井先生に丸投げしていました(その節はすみませんでしたほんとうに助かりました)。
整数はなるべく多くのパターンに触れること。
場合の数、確率は数列と絡んだもんだいをやること。
微分積分は、何パターンもやり、6分の一公式など便利な公式類を覚えてしまうこと。
その年何の分野が何問出るかは、全くわかりませんが、どの分野もしっかり対策して、全く手のつけられない問題がないようにしてほしいです。
あと、数学があまり得意でなくて、どの塾に通うか迷うなら、茗溪の
石井先生に習いましょう。笑
○国語
多分あまり割く時間がない科目だと思いますが、じかんが100分と他教科より短いので、制限時間内にきっちり全問とき終われるようにだけしておけばいいと思います。要約の練習と、文語文に慣れる練習をして、とにかく簡潔に答案を作ればいけます。
かくいう私は国語全然できないので、これも
大川先生に聞いてください。伸びます。
○日本史
商学部生が1番軽視するところ!!でもだからこそ、ここに力を入れれば他に差をつけることができるはずです!!筆者も、得意教科がなかったため日本史でも稼ぐ必要があり、近現代20年分、古代中世近代10年分をがんばりました(なお400字実際に描く練習は一回しかできてません。真似しないでください。)
これのおかげでうまくいった感はあります。事実試験中も、周りで全く手が動いていない人や、寝てた人もかなりいたので、地歴に力入れるべきです!!!ぜったい!!!
長くなりましたが、こんな駄文を最後まで読んでくれてありがとうございます。
少しでも多くの一橋商学部受験生の勉強の指針になればいいと思います。
石井先生に頼りまくってください。笑
周りを気にせず一喜一憂しない!
メンタルは大事です。
努力した時間は裏切らないです。
たくさんの選択肢がある中で、あえて国立大学を受験するという選択をして頑張る皆さんに、受験期わたしを支えてくれた言葉を最後に一言。
艱難汝を玉にす
応援しています。
1日のスケジュール
平日(直前・学校のない時)
9:00
学校到着。第一志望の数学の過去問を解きまくる。
休日
アンケート
勉強開始動機
高校1年の4月に合った学校での“進路学習合宿”。
学 習 時 間
高1/高2/高3
高1:2時間、高2:2時間(?)、高3:平日4〜5時間、休日8〜12時間
受験使用科目
英語、数学、国語、日本史、倫政、生物基礎、化学基礎。
志望決定動機
経済界に興味があったから。企業の経営に興味があったから。
茗溪の良い点
英語:高2の終わりまでに基礎を固めることができたこと。文法の教材が良かったです。
数学:個別なのが良かったです。志望校の添削をしてもらえたのが本当にありがたかったです。
国語:記述の添削をすごく丁寧にしていただいてありがたかったです。
数学が本当に成績が上がりました!!国語も!!!添削がありがたすぎました。
自分に合った指導。
振替がフレキシブル。
反省点
数学を高2のうちに一通り基礎固めすべきだった。青チャⅠAⅡBをやっておくべきでした。あと共通テストだけの科目をナメていた。
受験後の一言
人生で一番うれしかったです。自分の番号見つけたとき、めっちゃ泣きました(受験期初泣き)。