OMさん:「学問に王道なし」
進学先:
一橋大学 法学部
その他の合格校:早稲田大(法)、慶応大(商)、明治大(法)等
茗渓予備校には、中学入学前の
春期講習から、親が共働きのため「放課後の居場所」として英語と数学を週一回ずつ通い始めました。英語はabc、数学は方程式からのスタート。定期試験にも真剣に臨み、英語は例文を暗記するくらいに読み、書いて、CDを聴き、数学は問題集を最低2回解きました。当初学内の平均ほどだった成績は高1の終わりには10番以内に。高1秋に初めて一橋大学を訪れ、第一志望に決めました。また、この頃から自分が大学で何を学びたいのか考えるようになり、大学のパンフレットやシラバスを眺めたり、「高校生のための~学入門」といった新書を読んだりしました。
一橋に合格する学力に達していないことは明らかでしたので、高2の春から茗渓の自習室を利用し始め、
日曜インテンシブも毎週通わせていただきました。中学時代に茗渓で基礎を固めていただいたので、学校の英語の習熟度別クラスでは一番上のクラスに入り、帰国子女の中でハイレベルな授業を受けることができました。学校の授業、テストを大切にし、さらに毎週の茗渓の授業、長期休みの講習を利用して不足分を補うというサイクルを確立できました。
高3の夏休みは毎日10時間以上勉強することを心がけました。私の反省から、文系の歴史科目選択者は夏休み中に通史を一通り終えてしまうことをお勧めします。この時、いきなり教科書や一問一答(問題集)から始めるのではなく、解説型の分かりやすい参考書が、独学に適していると思います。
夏以降は一橋の過去問を解きつつ、私大の過去問も始めました。記述問題は、茗渓の先生に全て添削していただき、助言をいただきました。特に一橋の英語は硬い文章が出題されるので、論理構成を分析しながら日本語で解説していただいたことがとても役立ちました。数学の論述の書き方も指導いただきました。でも、この時点で、一橋の問題(特に数学)には手も足も出ませんでした。
9月以降、受けられる全てのセンター模試を受験しましたが、マーク方式が苦手で納得いく点数は取れませんでした。辛い毎日でしたが、数学の先生にマークミス対策をご指導いただきました。足切りが恐ろしくなり、12月はセンター試験の勉強に集中しました。しかしこの時期に、受験期最大のスランプに陥りました。実践問題集を解いても、国語は 110点、英語は150点程に落ち込み、毎日泣きながら勉強しました。12月、1月と本当に辛い時、自習室に毎日通い、先生に指導の合間に励ましていただき、愚痴を聞いていただくことが、私の励みでした。
元日に解いたセンター青パック(※駿台のセンター試験予想問題セット)は770/900点でしたが、センター試験本番では自己最高点の810点を取ることができました。このため私大の多くはセンター利用入試で合格でき、2月中は一橋対策に集中できました。
これから受験を迎える皆さん、今は漠然とした不安を感じているかもしれません。まずは書店で志望校の過去問を見てください。出題傾向を知り、自分の足りない部分を自覚し、それを補うための教材を購入する。次に目次を開き、いつまでにどこまで解くかを決め、受験勉強を開始しましょう。すぐには成績が伸びなくても、諦めずに続けること。どうしても伸びない場合は教材を変えるなど、方針転換する勇気も必要です。配点が高いのに苦手、でも得意になりたい科目は、「毎日必ずその科目に触れる」ことを心がける。私は高3の9月まで、毎日欠かさず英語の長文問題を解きました。毎日解くことでその科目を好きになり、自信につながります。
入塾当初は一橋大学に合格できるとは夢にも思っていませんでした。目の前にある課題を一つ一つこなした結果だと思います。受験勉強には王道はありません。
頑張ることのできる環境を提供してくださった茗渓予備校の先生方、6年間本当にありがとうございました。授業以外も気軽に質問させていただき、担当外の先生にも教えていただきました。塾全体で、見守っていただいたと思います。過去問も借り放題、コピーもやりたい放題させていただきました(スミマセン、、、)。また、受験直前には先生方が毎日朝から自習室を開けてくださり、感謝の言葉もありません。茗渓で学ばなかったら、今の私は存在しません。
6年間、本当に本当にお世話になりました。ありがとうございました。
1日当たりの学習時間の推移
高 1:1~2時間
高 2:2~3時間
高 3:4~5時間(休日は10~12時間)
平日(高3時)
休日(高3時)