編集後記
茗渓予備校の受験生たちが2017年度入試を終えて2、3ヵ月が経ちました。今回合格体験記をまとめる作業を通して、合格を勝ち取るにも本当に様々な道があるのだとあらためて感じました。
ある生徒は強靭な意志をもって毎日休むことなく長時間学習を重ねることで第一志望合格を勝ち取りました。またある生徒は一定の学習をすると気持ちを切り替えるために趣味の時間を持ちました。もともと他の予備校に通っていて、成果の上がらなかった科目のみを茗渓予備校にて受講することで志望校合格を目指した生徒もいました。学習内容に関しても、同じ科目の場合においてさえ実にさまざまです。学校の選択科目で十分に演習時間を確保しているからと、センター対策は受験直前まで希望しない生徒もいれば、(英語の場合ですが)毎週欠かさずセンターレベルの文法・語法問題演習を授業開始時に行うことでわずかなミスでも減らすことを習慣化した生徒もいました。
そのような、学習時間も異なれば、学習スタイルも異なる生徒たちに当予備校が提供できたことは何かと考えたとき、それはそれぞれの生徒のニーズに合わせた学習環境のパッケージではなかったかと考えています。そのパッケージにはプロの講師たちによる個別対応の指導、オリジナルのものから実力に合わせて選択し組み合わせた多様な教材、自習室、普段からの学習相談、場合によっては息抜きの会話までが含まれます。したがって、同じ志望校を目指す2名の受験生がいても、苦手分野が異なれば指導内容が異なりますし、学校の使用教材や課題の量、それに受験生本人の希望により、持ち帰り課題の量も異なってきます。「新しい学びのかたち」とガイダンスには銘打っておりますが、固定した形のないのが茗渓予備校の「学びのかたち」であると考えております。
この合格体験記では、寄稿された文章を出来る限り加工せずにそのまま載せることで、様々な道に対応した、当予備校の「学びのかたち」が少しでも伝わることになればと願っております。
茗渓大学受験部